中国の繊維とアパレル輸出の伸び率が、今年下半期から低くなる見込みである。
中国紡績経済研究センターの孫淮浜主任は11日、北京で記者のインタビューに答えた際、「アパレルの輸出は人民元の切り上げと金利の引き上げ、綿花などの原材料の値上がり、国際貿易におけるリスクの増加など複数の原因で、その伸び率が今年下半期からより低くなる見込みだ」との見方をした。
孫淮浜主任はまた、「今年下半期から中国が輸出する繊維の構成を見直し、製品の水準と付加価値、市場の構成などを改善する必要がある」と語った。
中国紡績工業協会によると、今年1月から5月まで中国の繊維とアパレルの輸出総額は約589億ドルで、去年同じ時期と比べれば15%増えたが、伸び率が9ポイント低くなったという。
「中国国際放送局 日本語部」より2007年8月13日