国務院新聞弁公室は17日、『中国の食品品質の安全状況』白書を公表した。白書は、食品の生産と品質の概況、食品管理のシステムと管理作業、輸出入食品の管理、食品安全の法律・法規と技術保障システムおよび食品安全をめぐっての国際交流と協力の五つの部分からなる。
白書は、食品品質の安全状況は、国の経済発展のレベルと国民の生活の品質を評価する重要なシンボルである、と述べている。中国政府は、食品の安全を非常に重視し、食品品質の安全の強化に重要な位置付けをおこなっている。長い間、中国は食品安全の管理システムと制度を構築・整備し、食品安全の立法と基準のシステムの構築を全面的に強化し、厳格な食品安全の管理制度を実行し、食品安全の国際交流と協力を積極的にすすめ、人々の食品安全の意識を明らかに高めた。なが年の努力により、中国の食品の品質が全般的に着実に向上し、食品安全の状況は次第に改善し、食品生産の経営秩序も目に見えて好転した。
中国はまだ発展途上国であり、食品安全の全般的レベル、基準レベルと食品生産の工業化水準も含めて、先進国と比べるならばまだ差があり、食品の品質を高めることはまだ道遠しである。輸出入貿易の大国として、中国は世界諸国とともに、交流と協力を強め、食品安全のコントロールと世界の食品貿易の健全な発展のために絶えず努力していきたい、と白書は最後にこう述べている。
「チャイナネット」2007年8月17日