広州市質量技術監督局（品質技術監督局）によると、中国政府は現在、全国をカバーする商品品質電子監督管理ネットワークの整備を急いでいる。中国製品に対する品質管理を強化するのが目的で、既に2万社の企業がネットワークに参加。カバー品目も食品、化粧品、農業資材に及ぶ。「中国新聞網」が伝えた。

「中国産品質量電子監管網」（中国商品品質電子監督管理ネットワーク）は最新の情報技術、ネットワーク技術、シリアルナンバーの付与技術を使用し、商品の品質に対し電子的な監督、管理を行う全国規模のネットワークシステムとなる。同システムはネットワークに登録されたすべての商品に対し個別のデジタル情報を付与する。これにより、消費者は電話、携帯電話のショートメッセージ、インターネット、情報端末などを通じ、商品の真偽を照会することができ、行政取り締まり部門も随時偽造品に関する情報を把握し、必要な措置を取ることができる。

統計によると、７月31日までに同ネットワークには全国で2万556社が参加。北京、天津、上海、河北、江蘇、浙江、山東、広東など経済発展が著しい8つの省、直轄市を重点として整備が進んでいる。品目面では食品、農業資材、建材、化粧品など政府と社会が関心を持つ商品群を重点に位置付け、段階的に普及を進める。

「人民網日本語版」2007年8月20日