中央電視局(CCTV)の報道によると、国家質量監督検験検疫総局(国家品質監督検査検疫総局)の李長江局長はこのほど、中国の貿易の伸びを見れば、メード・イン・チャイナの商品が世界の消費者の人気を集めていることが分かると強調した。その上で、品質監督と国際協力をより強化することで、多くの人に中国製品を理解してもらい、中国製品の基準が国際的水準と肩を並べられるようにしていきたいと指摘した。
今年上半期の中国の輸出入総額は前年同期比23.3%増の9809億ドルだった。輸出は同27.6%増の5467億ドル。このうち、米国向けは同17.8%増、日本向けは同11.3%増、欧州連合(EU)向けは同30.2%増、ASEAN各国向けは同32.8%増だった。
李局長によると、毎年全国約5000社の5000種類余りの商品に対するサンプル検査を実施し、結果を公表している。政府は検査を通じ、企業に品質向上を求めるとともに、特に輸出食品に関しては、品質検査部門が農場、養殖場などに対する登録制度を実施する。未登録の農場、養殖場は輸出加工企業に原材料を出荷できず、輸出前に同部門が100%の検査、検疫を実施する。
「人民網日本語版」2007年8月20日