非公開の養豚基地10カ所を設立、需要量の5倍のブタ肉を用意
先般、北京五輪の新鮮ブタ肉及びブタ肉製品の独占サプライヤーである北京千喜鶴グループの劉廷雲社長はインタビューを受けた際、関連部門の要求に基づいて、北京千喜鶴グループは全国に養豚基地10カ所を設立し、「グッドラック北京」及び五輪のためブタ肉を提供することを明らかにした。安全面での懸念のため、これらの養豚基地の所在はすべて非公開で、その具体的な場所は関係者以外に漏らすわけにはいかない。
また、サプライヤーは実際需要量の2-3倍のブタ肉を用意しなければならない、と国際オリンピック委員会(IOC)に要求されているが、現在、北京千喜鶴グループは実際供給量の5倍に相当するブタ肉の用意に注力している。もしある基地のブタがブタコレラなどに感染すれば、他の基地がブタ肉の供給を確保することができる。
ブタは小さい時から毎日2時間以上運動
五輪開催期間の飲食の安全、特に肉類の安全は世界諸国の関心の的である。もし添加剤を含む肉類を食べれば、選手たちはドーピング検査に合格できない。
これに対して、北京千喜鶴グループはブタを飼育の際、EUが認証した、防腐剤を入れない有機農作物を飼料としている。天然の漢方薬をブタの免疫力の向上に使っており、また、ブタ肉の健康と安全を確保するため、ブタは毎日少なくとも2時間以上運動しなければならないことが求められている。
ブタの飼料、薬品などのほか、その飼育環境も普通のブタと異なっている。劉廷雲社長が提供してくれたデータによると、東北地域に作られたある五輪養豚基地は、都市部、鉱山区及び交通の本線から遠く離れており、「空気、水質及び土壌などぜんぜん汚染されてい。これがこの地域の入選の主な理由である」。
「チャイナネット」2007年8月24日