高虎城・商務副部長は国務院新聞弁公室の記者会見で23日、「改革開放以来30年近くの中国の対外貿易の急成長は、品質と競争力という2つの要因の上に達成されたもの。かりに中国製品の品質が信頼できないものなら、今日のような成果と『メイド・イン・チャイナ』の名声はなかっただろう」と指摘した。
高部長はさらに「最近の一時期、中国製品の品質に対する海外メディアの関心度が高まっているが、これは情理に合うことだし、食品の安全と品質に対する関心は、中国の一般市民も他国の消費者に少しもひけをとらない。ただ残念ながら、一部メディアの報道は一部を全部とみなし、下心を持って騒ぎ立てているという点を、指摘しておかなければならない。われわれはこれに態度を留保し、断固反対するものである」と述べた。
王超・商務部長補佐は「メイド・イン・チャイナ」について、「貿易形態から見ると、メイド・イン・チャイナは50%以上が加工貿易で、海外の発注者の要求と国際基準に沿って生産されたものだ。輸出主体から見ると、その58%以上が外資系企業による輸出だ。この意味から言って、メイド・イン・チャイナは、実際にはメイド・イン・ワールドでもある。メイド・イン・チャイナが損害をこうむることがあれば、一定の意味において、世界各国も損害をこうむるのだ。過去の一定期間、中国製品の輸出率は上昇を続けている。つまり、商社、小売業者、消費者の大多数は、中国製品に対して公正で理解ある態度を持っているということだ」と述べた。
「人民網日本語版」2007年8月24日