商務部の報道官は先日、アルゼンチンが事前に通告無しに突然中国製品に輸入規制措置を行ったことに対して、中国側はこれを理解できず受け入れられないとし、このことを非常に重く見て、対抗措置を採る権利を留保すると述べた。
8月17日、アルゼンチン政府は、タイヤ、ハブ、服装、玩具、皮革製品、織物、自転車、コンピューターなどの製品に対し、突然輸入規制の措置を採ることを発表し、また、これらの規制が主に中国製品を対象としていることを明確に示した。これと同時に、アルゼンチン税関は当日午前、全ての中国および一部の東南アジアの国から来たコンテナ、および個別の貨物に対し通関手続きを停止した。報道官はさらに、WTO発足時のメンバーでありながら、アルゼンチン政府はWTOの規則を無視し、中国製品が合法的にアルゼンチン市場に入ることを阻止したと述べた。アルゼンチン側の行為は、行うべき義務に対する違反であり、WTOが中国に保障する権利を侵害するものである。中国はアルゼンチンに対し、現在アルゼンチン側の措置により港に留まっている中国の貨物を、国際貿易の慣例に基づき通関させるように求めている。
アルゼンチン側は23日から徐々にアジア各国から来た貨物の通関手続きを始めているが、関係商品の輸入価格申告に対して、税関は以前より厳格に審査を行っている。
「人民網日本語版」2007年8月25日