国家質量監督検験検疫総局(質検総局)広報部の李迎豊主任は28日、中国食品安全の問題は主に小規模工場で発生していると指摘した。「中国新聞網」が伝えた。
現在国内で食品加工に関わる企業は約45万社あり、そのうち10人以下の小規模工場が35万軒、全体の79%を占める。こういった小規模工場のほとんどは設備も粗末で管理水準、生産技術も劣っている。従業員の意識も低く、入れ替わりも激しいため、ニセ商品の生産などの現象が深刻になっている。こういった小規模工場の管理体制が食品品質安全管理問題の焦点であり、国内でまもなく実施される食品回収制度の課題となっている。
関係部門ではすでに、こういった小規模食品加工工場の整理を強化し始めている。整理の結果すでに1万9000以上の工場が生産を停止、もしくは別の製品の生産に移行し、8800あまりの工場が強制的に生産を中止させられ、20万以上の工場が食品品質安全承諾書にサインした。
「人民網日本語版」2007年8月29日