現在、茶葉、青果、牛肉製品、穀物などさまざまな中国産食品が、バーコードなどを利用した世界的な統一的トレーサビリティシステムに試験的に参加している。生産地から食卓まで、食品の流通経路をたどることで安全状況が確認できる。「新京報」が伝えた。
国際的な流通コード標準化機関であるGS1の年次総会が30日、北京市で開催され、同協会に加盟する中国物品編碼協会が中国の食品安全追跡システムの発展状況を紹介した。それによると現在、北京市や上海市など一部の地方政府関連部門が業界団体と協力し、さまざまな食品について、商品に記載されたバーコードやコード番号、ICタグ利用のRFID技術などをコア技術とした国際流通標準化機関GS1の推進する世界的なトレーサビリティシステムに試験的に参加し、安全性の追跡活動を展開している。また産地から食卓までをカバーする全面的なトレーサビリティシステムの構築も進められている。
中国物品編碼センターはすでに北京市食品安全監督協調弁公室との協力合意に調印。これにより世界統一のコード識別システムが、北京五輪で提供される食品の安全性追跡に利用されることが決まった。
「人民網日本語版」2007年8月31日