アジア太平洋経済協力会議(APEC)事務局は3日に発表した投資の自由化に関する報告で、投資環境の改善面における中国の目覚しい進歩を称賛した。
APEC事務局がオーストラリア政府に委託して発表した同報告「域内投資障壁の減少」は、世界貿易機関(WTO)への加盟と市場経済の導入にともない、投資障壁の除去が中国の経済改革における重要事項になったと指摘。貿易・投資の開放のほか、国有企業改革の加速、法整備、インフラ投資の拡充、財産権保護の強化などで中国が一連の措置を講じたことを紹介し、「改革の成果は世界の目を見張らせる」と称賛している。また、投資環境の改善こそが、中国に対する世界の投資パートナーの注目をさらに高めると強調。投資環境の改善によって、経済成長の展望はさらに良くなるとしている。また「中国の経済改革は世界の前列にあり、政府は市場参入の許可を加速し、投資者への保護を強化している」と、世界銀行の昨年の報告を引用している。
「人民網日本語版」2007年9月4日