商務部の黄海・部長助理は3日、第25回世界卸売市場連合会代表大会で、農産物卸売市場は食品サプライチェーンの重要な一環であり、戦略面で際立った立場にあると語った。商務部は現在、中国農産物卸売市場のグレードアップ・改造強化を進めており、消費者の買い物かごの中身の安全を確保するため、品質安全トレーサビリティシステム、コールド・チェーンシステム、生鮮農産物配送センターなどの構築を推し進めている。
商務部市場建設司の常暁村・司長は、20年あまりの改革開放を経て、ゼロから出発した中国の農産物卸売市場は、今では相当な市場規模を持つまでになったと語る。2006年末の時点で、全国の農産物卸売市場は計約4300カ所、うち市場規模が1億元以上の市場は1497カ所、年間取引額は9300億元に達している。
商務部は2006年、「百花斉放・百家争鳴市場プロジェクト」をスタート、大型農産物卸売市場100カ所を重点的に改造、大型農産物サプライヤ企業100社を重点的に育成している。農産物卸売市場2千カ所のグレードアップ・改造を3年間で実現させる計画。
「人民網日本語版」2007年9月4日