招商証券は4日、中国証券監督管理委員会に提出した適格国内機関投資家(QDII)資格の申請がこのほど認められ、同資格を取得した2例目のケースになったことを明らかにした。これにより同証券は国内の専門的機関投資家として、国内居住者向けに海外市場での資産運用商品を発売したり、国内投資家向けに海外での資産運用サービスを提供したりする資格を備えることになる。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
ある業界関係者は、招商証券が今回、中国国際金融有限公司(中金公司)に次いでQDII資格を取得できたのは、その海外でのサービスプラットフォームの構築と充実、第三者機関による円滑な資産保管管理業務、経営の安定性などが決め手になったと指摘する。
中金公司が8月下旬にQDII資格を取得してから、今回の招商証券のケースまでわずか10日間ほどしか経っていない。業界関係者はこれを受けて、今後は証券会社へのQDII資格認定が加速するとの見方を示す。
「人民網日本語版」2007年9月5日