財政部関税局の王偉局長が8日、財政部は省エネ・環境保全型の自動車に対して、優遇関税措置を取る政策を打ち出すことを明らかにした。
王偉局長によると、自動車の消費量や保有量の急増が、中国のエネルギーと環境にとって大きなプレッシャーとなっている。省エネ・排出減少に重点を置き、ハイブリッドカーをはじめとする新エネルギー自動車の発展に力を注ぐという国の政策を実施するため、財政部は省エネ・環境保全型の自動車に対する優遇関税措置をとろうとしている。環境保全型の輸入部品に対する優遇関税措置の実施を通じて、省エネ・環境保全型の自動車の生産コストを引き下げ、自動車業界の省エネ・環境保全型の自動車の生産意欲を高め、消費者の省エネ・環境保全型の自動車の購買意欲を高め、省エネ・環境保全型の自動車の消費を促すことを目指している。
政策制定の正確性と政策実施の利便性を確保し、優遇関税措置におり利益を受けた輸入部品を実際に省エネ・環境保全型の自動車の生産に使うことと、消費者が本当に利益を獲得し、省エネ・環境保全型の自動車の消費を確実に促すことを確保するため、財政部は省エネ・環境保全型の自動車のコンセプトを明確化させ、省エネの面では自動車燃料の経済的な指標を採用し、環境保全の面では自動車の排気ガスの指標を採用することになっている。
優遇関税措置を享受する車種には、主にガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッドカー、両用燃料車、電動車及び燃料電池車などが含まれている。また、自動車企業が輸入する部品にはさまざまな種類があるので、優遇関税措置を受ける部品を効率よく管理するため、財政部はリストの形で、優遇関税措置を受けることができる部品の名目を発表し、自動車技術の発展に従い、そのリストの範囲を調整することになっている。
「チャイナネット」2007年9月11日