カナダが先般公表した研究レポートで、玩具リコールの80%近くは玩具輸入会社の設計ミスによるもので、中国で製造された玩具のリコール問題の責任をすべて中国に押し付けるべきではないとの見方が示された。
このレポートは、カナダのマニトバ大学のバブジ教授とウェスタンオンタリオ大学のベッミシュ教授が共同で作成したものである。彼らは、米国消費品安全委員会が1988年以降発表した中国玩具リコール案件の原因について厳密な分析を行った結果、上述の結論を得た。このレポートはすでにカナダアジア太平洋基金会に提出されている。
このレポートによると、1988年以降、米国による550回の玩具リコール案件の中で、76.4%以上は玩具輸入会社の設計ミスが原因であった。反対に、10%のみがメーカーの玩具の品質に原因があるという。
このレポートはまた、米マテル社の今年8月の約2000万個の中国玩具のリコールについて、その80%は設計上のミスが原因であったという研究結果を出した。しかし、米国のメディアはこれを無視して、中国玩具のペンキ中の鉛含有量が基準値を超えていることだけを集中的に報道している。
「チャイナネット」2007年9月11日