中国国家統計局が11日に発表した統計データによると、8月の消費者物価指数(CPI)は前年同期比6.5%上昇し、そのうち、都市部の価格上昇率は6.2%、農村部は7.2%となった。食品価格が18.2%と大幅な上昇を示したのに対し、非食品価格の伸び率はわずか0.9%であった。また、消費財価格は8.0%上昇し、サービス関連の価格は1.8%上昇した。
8月のCPIは7月の5.6%よりさらに大きく上昇し、多くの投資機関の予想をも大幅に上回り、1996年12月以来約11年ぶりの高水準となった。ブタ肉を中心とする食品価格の上昇が消費者物価全体の上昇を押し上げる格好となっている。
8月のCPIが予想を大きく上回ったことを受け、11日の上海・深セン両株式市場は急落した。上海総合指数は241.32ポイント下がり、下げ幅は4.51%で、深セン成分指数は789.09下がり、下げ幅は4.40%となった。
「チャイナネット」2007年9月11日