農業部の尹成傑常務副部長は13日、国務院新聞弁公室で近代的農業の発展と農民の収入増の促進に関する記者会見を行い、ここ数年農民の収入は著しく増加しており、1985年以来、その伸び率が初めて3年連続で6%を上回ったことを明らかにした。
尹成傑常務副部長によると、2006年の農民1人当たりの純収入は3587元で、前年より332元増え、物価変動要素を排除した実質伸び率は7.4%に達した。1人当たりの純収入の増加額は3年連続で300元以上に達し、伸び率は3年連続で6%を上回るものとなった。これは1985年以来初めてのことである。
農民たちの収入増には、主に次のような三つの特徴がある。まず、1人当たりの経営純収入は1931元で、1人当たりの純収入中53.8%を占め、依然として農民収入の主な源であること。そして、給与所得の伸びが速く、1人当たりの給与所得は1375元で、その増加額は1人当たりの純収入の増加額の60%に達し、これまでに引き続き農民収入増のポイントとなっている。最後に、移転収入と財産性収入の伸び率も、その上昇のテンポは早い。2006年、1人当たりの移転収入は181元で、1人当たりの財産性収入は100元であった。
今年上半期、農民1人当たりの現金収入は昨年同期比13.3%増の2111元となり、その伸び率は1995年以来最高記録である。
「チャイナネット」2007年9月14日