特集:中国製品の品質と安全性
商務部の王新培報道官は13日、米玩具大手マテル社が中国製玩具に対する今年3回目の自主回収を発表したことについて、事態を非常に重視し、現在主管部門が問題発生の原因について調査中であることを明らかにした。責任が確定し次第、法に基づき処理する方針だ。
マテル社は4日、塗料に基準値を上回る鉛が含まれていたとして、中国製玩具84万8000個の回収を発表した。商務部は広東省東莞市と深セン市にただちに作業チームを派遣し、現地調査を行った。調査によると、今回の回収対象はOEM(相手先ブランド生産)製品で、広東省と深セン市のメーカー3社が加工貿易の形で輸出したものだ。
王報道官は「最近中国製玩具の回収が見られるが、8000社以上の玩具メーカーからすれば、一部の企業による一部の現象に過ぎず、中国製玩具の品質・安全水準は、全体的に信頼に値するものだ」と指摘した。
「人民網日本語版」2007年9月14日