国家品質監督検験検疫総局(品質検査部門)は13日、江蘇省太倉検験検疫局が今月5日、米オークランドから輸入したコンプレッサーの包装に使用されている木箱から大量の生きた虫を発見、鑑定の結果、これらは材木に大きな危害を及ぼす恐れのある害虫・カミキリムシとキクイムシと判明したことを明らかにした。新華社のウェブサイト 「新華網」が伝えた。
検疫担当者がさらに詳しく調べたところ、これらの米国からの輸入貨物に使用されている木箱には、深刻な疫病が発生していることが明るみに出た。底板一枚だけでも20匹以上のカミキリムシの幼虫が見つかり、一部梱包材料には、定められた国際的な認証マークが貼付されておらず、表面に樹皮が残る木箱も多かった。
現場検査により、問題の木箱貨物は、関連国際規格にもとづく検疫処理を輸出前に受けておらず、深刻な疫病がそのまま放置されており、中国の関連検疫規定にまったく合致しない状況にあることが判明した。これにより、太倉検験検疫局は直ちに同貨物を密封保管、国家品質検査総局に報告、貨物返還処理の許可を申請した。
「人民網日本語版」2007年9月14日