乳幼児連れの旅客にとって最大の悩みは、オムツ交換の場所がないことだ。北京首都空港の担当者によると、第3ターミナルビルでは、この悩みは一切無くなる。同ビルの全トイレの脇に授乳室が設置される。人体工学に基づき設計された室内のベビーベッドは赤ちゃんの身体的特徴に適しており、快適な寝心地が約束される。室内には小型湯沸かし器も置かれ、粉ミルクの調合や、冷水との調整で赤ん坊の沐浴もできる。
第3ターミナルビルにはこの他にも次のような各種サービス施設が設けられる。
▽キッズプレイゾーン:搭乗待合エリアに多くのキッズプレイゾーンが設けられ、小さな子供達がおもちゃで遊んだり、アニメを見たりできる。
▽更衣室:荷物受取ロビーに4カ所設けられ、旅客は荷物を受け取った後、ただちに衣服や身の回り品を取り替えることができる。
▽喫煙ルーム:26の喫煙ルームがビル内各所に設けられる。室内は空気清浄装置が置かれ、1時間に10~15回、換気が行われる。
▽特別カウンター:問いあわせやチケット手続き用に低いカウンターが設けられ、体の不自由な旅客への便宜が図られている。
▽身障者用トイレ(男女共用):間口幅、内部空間、内部設備いずれについても、車椅子の方向転換や平行移動が考慮されている。内部設備は全て低位置にあり、ドアは外開き。
「人民網日本語版」2007年9月20日