不動産ブームに引きずられる形で、中国の家具製造業も速やかな発展をとげ、四大生産拠点が形成された。
不動産市場の毎年の急成長につれて、現在、長期的消費品であるはずの家具の更新周期はどんどん短くなり、平均5~7年間に一度買い換えている。低く見積もっても、今後10年間、中国国内の家具需要量は年15~20%の速度で増し、一年につき約500億元の割合で増加していくと見込まれている。
現在、中国では家具生産企業は5万社以上あり、従業員は500万人を超えている。2006年の国内販売額は4000億元で、輸出額は176億ドルに達した。中国はすでに世界でも最も重要な家具生産国の一つとなった。
それと同時に、家具製造業の生産基地も加速的に結束し、すでに瀋陽・大連を中心とする東北家具工業区、北京・天津・唐山を中心とする京津唐家具工業区、上海・江蘇・浙江を中心とする長江デルタ家具工業区、広州及び周辺地の順徳・中山・深セン・東莞を中心とする珠江デルタ家具工業区という四つの家具集中生産拠点が形成されている。
また、家具製造業の発展につれて、家具の流通分野も相当規模を備えるようになった。全国各地の家具専売店の経営面積は2000万平方メートルに達したほか、大型デパートや室内装飾品専売店でも大量の家具が販売されている。
「チャイナネット」2007/09/21