特集:中国製品の品質と安全性
世界的な玩具メーカーの米マテル社の幹部が21日、国家品質監督検験検疫総局(品質検査部門)の李長江局長と会談し、マテル社の玩具自主回収事件に関して中国側に謝罪し、同時に回収した玩具の問題は大部分がマテル社側の設計の欠陥によるもので、中国の製造業者に問題はなく、マテル社は回収に関して全責任を負う事を表明した。
マテル社幹部は「マテル社は回収事件で非常に大きな打撃を受けており、最も大きな被害を被ったのはマテル社自身である。我々もこの事件が「メイド・イン・チャイナ」の信用にもたらした影響については理解している」と述べた。
マテル社は会談の後メディアに向けて発表した声明で、「マテル社が磁石の原因で世界中で回収した玩具は1740 万件、塗料に規定値を越える鉛が含まれていたため回収した玩具は220万件だった。磁石の原因で回収された玩具には設計上の問題があり、中国の製造業者とは全く関係がない。マテル社は中国の製造側に、設計の問題により回収された玩具に対する責任を求めることは一切ない」と語った。
マテル社は世界最大の玩具メーカーで、中国進出に25年の歴史を持ち、この間に数十億件の玩具を生産した。マテル社が年間に売り上げる商品のうち65%は中国製。現在マテル社は中国に5の直接運営する工場を持っており、50あまりの会社と提携している。
「人民網日本語版」2007年9月22日