小川教授は国際金融の専門家で、国際通貨制度の安定性に関する理論的・実証分析で多大な功績を上げている。近年は東アジアの為替相場制度、欧米の経常収支赤字の持続などの問題を主な研究対象とし、国際通貨基金調査局客員研究員、経済産業研究所ファカルティ・フェローなどを併任している。
小川教授は、1997年の東南アジア金融危機から最近の東アジア各国の金融政策の動向にいたるまで、奥深くもわかりやすく、東アジアに通貨調整システムを構築する必要性を説いた。また、記者の質問に対し、通貨調整システムの構築が中日両国に与える実際の影響を解説したほか、中国の貿易黒字などの問題に対する見解も表明した。
具体的な内容はビデオへ。
「人民網日本語版」2007年9月24日