北京市の留学経験者による起業エリアである北京市留学人員創業パークの発展報告が25日、発表された。それによると、海外留学経験者が設立した企業が北京市の経済発展において最も活発な動力源になっているという。中新社が伝えた。
データによると、2005年末現在、北京市でハイテク産業インキュベーター拠点に認定された39社のうち、同パーク内の企業が14社に上り、各指標ともハイテク企業のトップクラスだった。同パークにある企業940社のうち、電子情報業は全体の50%、バイオ医薬業は14%を占める。
2001年以来、北京市の各創業パークにある企業約560社が、会社が一定の規模に達した後パークから移転し、さらに発展を続けた。うち会社が2年以上存続しているものが全体の約6割に達する。一部の海外留学経験者による企業は、国や地方の重点科学研究事業を数多く担当し、携帯電話のチップ、国際無線PAN基準、ヒトゲノム解析などの分野で卓越した貢献をしている。
北京市の海外留学経験者の起業に関する報告は、同市初の海外留学経験者起業エリアである留学人員創業パークの10周年を機に発表された。現在北京市内には同様のパークが23カ所設立されている。海外留学経験者の企業が上げた利益は、2002年の854万元から、06年は2億元に増加した。
「人民網日本語版」2007年9月26日