北京ダックで有名な老舗外食企業の全聚徳(集団)株式有限公司はまもなく、大陸部A株市場に上場する見込みだ。中国証券監督管理委員会が26日に明らかにしたもので、29日には同公司が提出した申請書類の審査が行われるという。すべてが順調に進めば、10月末から11月初めの間に上場が実現し、国内老舗外食企業初のA株上場を達成することになる。
同公司の株式募集説明書によると、今回のA株発行数は3600万株で、発行後の発行済み株式総数は1億4156万株に達する。今回調達した資金は、前門店や同グループの豊沢園飯店の改装、チェーン展開、食品生産拠点・物流配送センターの改善などに利用される予定。調達資金は3億8062万5200元を上回る見込みで、ここから計算すると発行価格は1株当たり10.57元以上になる。中国烹ジン協会の辺疆副秘書長(副事務局長)は「全聚徳の今回の上場が成功すれば、北京や全国の老舗企業の復活に必ず積極的な役割をもたらすことになる」と話す。
*ジン:「食偏」に「壬」
人民網日本語版」2007年9月27日