国家統計局と国家外貨管理局はこのほど、去年、中国の対外直接投資の実際額は211億6000万ドルに達し、これまで5年の年間平均伸び率は60%に達したことを明らかにした。
これと同時に、投資方式にも大きな転換が見られ、去年、中国の対外直接投資の4割近くは企業のM&A(買収・合併)などを通じて実現されたものである。
国家統計局の専門家は、中国企業による対外投資は、拠点の設置や窓口の開設など簡単な方式から、今の投資企業の設置、海外企業のM&A、株式の購入、それに海外での上場と戦略的協力連盟の設置などに発展しており、これは中国の対外投資が多国籍投資という新しい時期に入ったことを意味している、と述べている。
「中国国際放送局 日本語部」より2007年9月29日