中国神華能源株式有限公司は9日、上海証券取引所のA株市場に上場した。公開発行した株式数は18億株、資金調達額は665億8200万元に上り、うち12億6千株はインターネットを通じて発行された。調達資金からみて、これは上海・深セン両証券取引所始まって以来最大の新規公開株(IPO)であり、世界の鉱業分野における最大のIPOでもある。今回のIPOに伴い凍結される資金は2兆6700億元で、A株IPOによる凍結資金の記録も更新した。
中国神華は世界トップクラスの、石炭を中心とした大型総合エネルギー企業で、主要業務は石炭の生産・販売、発電、鉄道・港湾などの輸送サービスで、石炭・鉄道・港湾・電力を一体化して総合的に運営している。2005年6月15日には香港証券取引所のH株に上場した。今回のA株発行で調達した資金は今後、石炭、電力、輸送システム、戦略的資産買収などに利用される予定。
「人民網日本語版」2007年10月10日