JPモルガン・チェース銀行の中国法人が11日、北京市で正式に開業し、北京で法人銀行として業務を開始した初の外資系銀行になった。
同行の黎拓董事長(会長)によると、同行はこれまでに外資系銀行の支店として提供してきた、卸売業務、資金管理、証券管理などの商品やサービスを引き継ぐ。現在、同行は北京市、天津市、上海市、深セン市に4支店を設けているが、中小企業や個人顧客向けの業務を提供する予定はなく、今後しばらくは支店増設も考えていない。黎董事長は「われわれは現在、米国外では中小企業や個人向けの業務を大規模に行っていないが、中国でのさまざまな問題については例外的な対応が可能だ」と話す。
「人民網日本語版」2007年10月12日