中国銀行業監督管理委員会は12日、「新型農村金融機関モデル事業は現在の6つの省や自治区から、全国の31の省や自治区に拡大する」と発表した。
2006年末に、中国銀行業監督管理委員会は「参入条件を緩和し、監督は厳しく」という原則の下で、農村部金融機関参入の基準と政策を見直した。そして、各種の資本が農村地域に村レベルの銀行や貸付会社、農村資金互助社などといった新型の農村金融機関を設置するよう指導している。
中国銀行業監督管理委員会によると、新型農村金融機関は市場メカニズムで運営され、政府は、監督・管理の役割を果たす。こうした新型の金融機関は主に、農村部で金融業サービスがないかあるいは金融業同士での競争が足りない地域に設置される。今回の農村部における新型金融機関の展開は、農業、農村、農民への金融サービスの能力を高め、各種の資金が農村部に入る手段をさらに広めることになる。
「中国国際放送局 日本語部」より2007年10月14日