第1回「全国汚染源全面調査」の試行作業が9月末に完了し、来年の本格実施に向けたノウハウの蓄積されたことが、先日の全国汚染源全面調査試行総括会で明らかになった。新華社が伝えた。
国務院第1回汚染源全面調査指導チーム弁公室の王玉慶主任によると、国務院は環境への監督・管理を適切に強化し、科学的な政策決定のレベルを引き上げ、第11次五カ年計画(2006年~2010年)の汚染排出削減目標を達成するため、全国規模の初の汚染源全面調査の実施を決定した。年内に準備作業を完了し、来年本格的な実施に移る。全国の工業・農業・生活汚染源と集中式汚染処理施設の数・業種・地域分布、主な汚染物質の種類・排出量・排出先、各汚染管理施設の稼働状況・汚染管理レベル・汚染管理費用などを明らかにすることが目的だ。
王主任によると、国は汚染源調査の全面実施のため、山西省太原市や重慶市渝北区など14都市で7月中旬から試行作業を進め、すでに完了した。
第1回全国汚染源全面調査は来年2月から本格的に実施される。
「人民網日本語版」2007年10月15日