中国の有名な橋梁設計専門家である林元培氏は武漢で15日、長大橋梁建設の材料・設計理念・工事技術の開発に努めた結果、台湾海峡大橋建設は技術的には現実のものとなったと述べた。「中国新聞網」が伝えた。
ここ50年以来、大陸部では、橋梁建設に必要なコンクリート・鋼材・高強度炭素繊維等の原料の改善を続け、径間(橋脚間の距離)の長い橋梁建設の経験を着実に積み重ねてきた。その結果、コンクリート橋と吊り橋の建設では国際水準に達し、斜張橋の建設技術は世界を先駆けるレベルにある。現在、長大橋梁はすでに長江と黄河、東中国海に建設されており、現在建設検討中の台湾海峡大橋にも、大陸部の豊富な橋梁建設技術を応用することができる。
林氏によれば、台湾海峡大橋が、北よりの案(福建省平潭―台湾省桃園、全長125キロメートル)をとって建設されれば、水深は40~60メートル、最も深い場所でも80メートル未満となる。この地域は浅海に属し、海底の岩盤も堅固で、橋梁建設に適した環境だという。
「人民網日本語版」2007年10月16日