国家発展改革委員会の陳徳銘副主任は16日、中国共産党第17回全国代表大会(十七大)の中央国家機関代表団の場で、今年1~9月の消費者物価指数(CPI)が前年同期比4.1%上昇したことを明らかにした。だが9月単月の上昇率は明らかにしていない。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
中国人民銀行(中央銀行)の周小川行長(総裁)は同日、中央金融系統代表団の討論会に出席し、CPIは今後も上昇するとの見方を示した。周行長は「価格的要因やその他のマクロ的要因が金利引き上げの主な判断材料であり、資産価格を金利調整のよりどころにしてはならない」と述べた。
あるデータによると、2003~06年のCPI上昇率は2.1%。今年8月の前年同月比上昇率は6.5%で、10年ぶりに新記録を更新した。
「人民網日本語版」2007年10月17日