新事業の開拓に力を入れる百度
中国のインターネット検索サービス大手・百度は17日、電子商取引の領域に参入する計画であることを発表した。参入はC2C(consumer to consumer)分野を突破口とし、来年には消費者間取引専用のウェブサイトを開設する予定だ。電子商取引サイト運営の阿里巴巴(アリババ)が香港で株式上場する時期と重なったため、業界関係者は百度と阿里巴巴の本格的な企業間競争の始まりと見ている。「新聞晨報」が伝えた。
百度ではすでに、消費者間取引サイトを運営する独立事業部門を設立した。電子商取引の責任者には検索エンジン製品市場部の李明遠氏を抜てき、消費者間取引サイトの製品技術開発はもうはじまっている。最高経営責任者も兼ねる百度の李彦宏・董事長によると、百度の検索エンジン市場での第一選択率は74.5%に達し、世界でもっとも大きな中国語による知識交換サイトでもある。この2つの要素は百度が電子商取引の領域に参入するための堅固な土台となるはずだという。
「人民網日本語版」2007年10月18日