このほど1キログラム99元という高値の日本産米が輸入されたことが、中国市場に大きな動揺を与えている。中良美裕有機穀物北京公司は17日、約1千万元を投じ、業界のトップを切って低温定温貯蔵倉庫を黒竜江省と北京市に建設したことを明らかにした。これは「100年の歴史を持つ貢米(皇帝御用のお米)」「中国良質米のふるさと」などと呼ばれる黒竜江省産の「五常有機貢米」を大規模に、かつ鮮度を保ちつつ北京市に送り、高価格の日本米と競争するために作られたものだ。
昨年12月に行われた世界コメ中日国際学術討論会で、同公司生産の「香裕」と日本の最高級米「コシヒカリ」の味見が行われ、国内・海外の専門家は両製品ともに世界トップクラスの米であるとの認識で一致した。同公司の劉建立董事長(会長)によると、同公司は「五常美裕貢米」の専売店を北京増光路や木セイ園など3カ所に設立し、北京市内で五常米のブランド戦略を展開している。今年の新米販売量はわずか2千トン前後で、1キログラム当たり34元で販売するという。
*セイ:「木偏」に「犀」
「人民網日本語版」2007年10月18日