今日(18日)午後、国家発展改革委員会の朱之鑫副主任(氏はかつて国家統計局の局長を担当し、経済理論と経済管理に詳しい)が北京のメディアセンターで記者会見を行ない、中国の経済と社会の発展の状況を紹介し、国内外記者の質問に答えた。
国際石油価格の高騰が中国にもたらす影響について、朱之鑫主任は次のように述べた。
国際石油価格が再び最高値記録を更新したのは、イラクとトルコの国境情勢に緊張状態が見られるからであり、北半球の冬季の到来に対する市場の配慮もある。
石油価格の高騰により、コストが高まり、企業の利潤が減ることになる。また、価格の高騰はプレッシャーでもあり、原動力でもある。なぜなら、原油を原料とする企業にとって、エネルギー消耗を減らすことにより、企業の効率を高めなければいけないからである。
国内の石油製品の価格を引き上げるかどうかを決めるのは、主に次の四つの原因。一、原油の価格。二、市場における供給と需要の関係。三、企業の生産コストの変動。四、社会が負担できる能力の範囲。
「チャイナネット」 2007年10月18日