カードによる消費はいまや、人々の日常生活の一部となっている。経済の急成長に伴い、銀行カードは人々の主要な支払ツールとなった。統計データから見て、中国はカード消費時代に足を踏み入れたといえる。「経済参考報」が伝えた。
中国人民銀行(中央銀行)がこのほど発表した中国支払システム発展報告によると、中国の2006年銀行カード発行量は11億枚を突破、銀行カードによって支払われた消費額は189兆元に達し、カード払いに対する消費者の意識とニーズが日ごとに高まっていることが伺える。
中国の1人当たりカード保有数指標によると、北京、上海、深セン各都市の1人当たり銀行カード保有数は3枚以上と、海外の先進的な銀行カード市場とほぼ同じ。2008年北京五輪では延べ1億5千万人の国内観光客と440万人の海外観光客を迎え、消費総額はそれぞれ1225億元と45億ドルに達すると予想される。このうち、海外観光客はほとんど、カード払いで消費活動を行うと見られる。これは中国の消費環境、特に銀行カードの支払受付環境にとって、より大きな課題となる。
「人民網日本語版」2007年10月19日