関係筋によると、中国は今後の石油・天然ガス調査において、主に岩性地層・前陸盆地・深層・炭酸塩岩・火山岩・海洋・深水の七つの領域を重視していくという。
中国とロシアの石油・天然ガス資源調査の開発・加工における展望と協力をテーマとして、29日に北京で開かれた「2007中国-ロシア天然ガス協力フォーラム」において、中国石油天然気股份有限公司(株式会社)の賈承造副総裁は、以下のように語った。近年中国の石油地質理論と調査技術は迅速な発展を見せており、すでに岩性地層天然ガス層、前陸盆地天然ガス層などを代表とする新世代の石油地質理論や、三次元地震や最先端の掘削技術、油井探索技術を代表とする新世代の調査技術が形成されている。こうした理論や技術の発展は、中国の天然ガス調査・発見において重要な役割を果たしている。2006年末までに、中国が調査・発見した石油の埋蔵量は260億トン前後、天然ガスは5.4万億立方メートル前後であった。特に2000年以来は年平均9.8万トンの石油、4851億立方メートルの天然ガスを調査・発見しており、史上最大の増幅期に入ったといえる。
また、王涛世界石油大会中国国家委員会主任によると、石油・天然ガス調査における新領域と新技術は、中国の2006-2010年の期間のエネルギー領域における主な目標の一つであるし、現在の石油界及び「2007中国-ロシア天然ガス協力フォーラム」での注目の話題であるという。
当フォーラムは、世界石油大会中国国家委員会及び世界石油大会ロシア国家委員会の共催である。
民営企業、ディーゼル油の市場供給に尽力
中国石油化工股份有限公司(株式会社)の上海管轄責任者は、民営企業による供油は、確かに逼迫しており、国内の一部地域では“オイルパニック”の状況にあることを認めており、その原因として二点挙げている。一、国際的に油の価格が上がっており、仕入れ価格が販売価格を上回るという現象が起こっており、市場が混乱し、品物が市場に出回らなくなっている。二、農業・漁業・機器業を含めた市場需要量が高まっていることが、消費をより促進し、運輸の発展を加速させている。
中国石油、株式市場の記録を更新し、融資額が668億元に
中国石油天然気股份有限公司(略称:「中国石油」)は、A股の株価は16.7元であり、融資規模は668億元に達することになる。この発行規模は以前の中国神華(会社名)の666億元の融資額を超えており、A股市場有史以来最大規模のIPOでもあり、今年初の世界最大規模での公開発行である、と公表した。
「チャイナネット」2007/10/30