「中国新聞網」によると、広東省東莞市に住む70代男性、張裕光さんがこのほど、排ガスゼロの自動車を発明した。同市長安鎮で28日、技術助手の張忠強さんが数百人の観衆の前で発表した。
張裕光さんが発明したのは、「オートバイ排ガス防止のための集成エネルギー交換器」「排ガス防止のための集成エネルギー交換器」の2種類で、国家知識産権局に実用新案登録が認められた。国外での特許申請に向けた準備も進めている。
排ガスゼロ実現の秘密は特殊な装置にある。同装置を内燃機関の排ガス出口に装着すると、触媒を使わずに、自動車が排出するガスは装置内部で激しいエネルギー交換を起こし、何度も内部で循環と運動エネルギー交換を行ううちに、いかなる排ガスもなくなるという。
同装置はコストが低い上、信頼性が高く、製造も容易で、排ガスの処理効果はこれまで知られているどの処理装置の技術とも比べ物にならないという。同様の原理で作った設備はすべての気体排出工程に応用可能だという。
「人民網日本語版」2007年10月29日