第1回「中国・ASEAN品質検査閣僚会議」が28日、広西チワン族自治区南寧市で開催された。曽培炎副総理は開幕式で、科学的発展観を貫徹実施し、品質で勝負する戦略を堅持し、製品の品質と安全性、食品と医薬品の安全性を確保する方針を強調した。曽副総理の発言の要旨は次の通り。
中国政府は、製品の品質と食品の安全性に関する事業を一貫して非常に重視しており、これまでに33本の法規と2万1千件以上の国家基準を公布・施行し、対応する認証・認可制度を構築した。中国は品質安全管理制度を徐々に整備し、エンフォースメント・監督活動を不断に強化しており、食品を含む製品の品質は着実に向上している。
事実が立証しているように、中国製品の品質と中国食品の安全性が信頼できるものだ。現在、中国国内の日常消費財と基本食品は、抜き取り検査での合格率が90%を超えている。米国・日本・EU向けに輸出される中国食品は、04年から06年まで99%以上の合格率を保った。
中国とASEAN各国は品質検査面で、一連の成果に富む協力を実施し、経済・貿易関係、消費者権利の保護の発展において積極的な貢献を果たした。中国・ASEAN双方は実務協力を一層深め、対話・協力制度を整備し、コミュニケーションと交流を強化し、品質と安全性に関する法規・基準・情報・技術・管理ノウハウ・人材育成・能力建設面での協力を積極的に推進するべきだ。国際貿易の過程で生じる品質係争に対しては、関係各国は友好協力維持の大局に目を向け、協議と対話を通じて問題を適切に処理するべきだ。
「人民網日本語版」2007年10月30日