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中国繊維工業協会の最新データによると、今年1~8月期の中国の繊維産業には5つの特徴が見られる。
1、生産が安定的に伸びていること。
1~8月期の国内の一定規模以上の繊維企業は累計で工業生産総額19461.64億元を達成し、前年同期比22.99%増。綿糸紡績、既製服、化学繊維の生産額はそれぞれ同25.27%、23.00%、27.40%増。
2、輸出の伸び率が縮小し、成長パターンが転換しつつあること。
1~8月期における中国の繊維製品輸出額は1117.33億ドルで、前年同期比19.46%増となり、伸び率は同5.21ポイント低下。中国繊維工業協会筋は、伸び率が鈍化している主な要因は製品の輸出量が減ったことにあるとしている。推計では、1~8月期の中国の繊維輸出量は前年同期比11%増で、4ポイント低下した。一方で、輸出価格は上昇傾向を見せ、繊維輸出価格は同8.12%増となった。
3、輸入量が減少し、価格が上昇したこと。
1~8期の中国の繊維製品輸入額は124.78億ドルで、前年同期比4.43%増となり、輸入量は同2%低下した。輸入品価格は明らかな上昇を示し、特に輸入既製服の平均価格は同31.13%上昇となった。注意しなければならないのは、繊維機械の輸入額が31.72億元で、同21.81%増となったこと。「これは中国の繊維産業の技術進歩の足取りが加速していることを意味するものである」と業界筋は語っている。
4、同産業への投資が増え続けていること。
1~8月期には、繊維産業の500万元以上の固定資産投資プロジェクトの投資総額は1589.67億元に達し、前年同期比34.60%増で、同3.15ポイント高いものとなり、投資は「安定的に伸びている」傾向を見せている。
5、効率がさらに向上したこと。
1~8月期の一定規模以上の繊維企業の利益総額は710.75億元で、前年同期比37.79%増となり、赤字企業は同0.65ポイント低下した。
「チャイナネット」2007年10月31日