アジア欧州会議(ASEM)中小企業閣僚級会議が30日、北京の人民大会堂で開催された。国務院の呉儀副総理が出席し、あいさつした。呉副総理は次のように述べた。
ASEM加盟国の国民総生産(GNP)は世界全体の半分を超え、人口と貿易額はいずれも世界の6割を占めており、アジア・欧州間の協力強化の意義は深く大きい。アジア・欧州地域の中小企業は技術、労働力、市場などの面で相互補完性が強く、協力への潜在力は大きく、発展の余地は大きい。今会議の開催により、アジア・欧州の経済貿易分野での対話の中身が豊かになり、協力分野が広がったことは、ASEM加盟国の中小企業の経済貿易往来や投資の促進にとってプラスとなる。
呉副総理は、アジア・欧州の中小企業間の協力を一層推進するために、次の点を提起した。▽政府間協力の強化と中小企業政策の交流促進▽民間機関の役割発揮と中小企業の経済貿易協力の着実な推進▽サービスシステムの整備と中小企業向けの高品質サービスの提供▽技術革新力の向上と中小企業の持続可能な発展の実現▽産業・地域協力の強化と中小企業の投資分野の拡大――など。
ASEM中小企業閣僚級会議は、温家宝総理が昨年の第6回ASEM首脳会議で提案したもので、ASEM加盟45カ国の代表が参加した。
「人民網日本語版」2007年10月31日