世界経済フォーラム(WEF)のシニアエコノミストで、競争力の研究を担当するジェニファー・ブランケ氏は31日、「中国はすでに相当強い競争力を備え、さらに上昇への巨大な潜在力を秘めている」と述べた。
ブランケ氏は「中国の競争力の強みは国内外に巨大な市場を持つことにある。さらに中国は、イノベーションの多くの分野で目に見える進歩を遂げ、研究開発費も増加を続けている。このほか、マクロ経済の安定性、低債務、低いインフレ率、高い貯蓄率なども、中国の競争力が持つ強みだ」と述べた。
さらに「中国の競争力は昨年の調整後の35位から34位に上昇した。これは決して大ニュースとは言えないが、中国がすでに相当強い競争力を持っていることを確かに示すものだ。中国の競争力は今後、金融市場や教育改革を通じて、さらに上昇する見込みがある」と述べた。
「人民網日本語版」2007年11月1日