中国銀行業監督管理委員会は、全国銀行業界の新会計準則の全面実施が間もなくスタートすることを明らかにした。
各種銀行業金融機関はそれぞれの実情にもとづき、段階別に新会計準則を実施する予定。機関別詳細は次の通り。
▽上場銀行
――新会計準則を全面実施
▽政策性銀行、中国農業銀行、非上場株式制銀行、中国郵政貯蓄銀行、都市商業銀行、信托会社、財務会社、ファイナンスリース会社、自動車金融会社、貨幣ブローカー会社、外資銀行
――2008年より新会計準則にもとづく財務報告を作成
▽農村商業銀行、農村合作銀行、農村信用社、都市信用協同組合、三種類の新型農村金融機関(貸付会社、町村銀行、農村資金共済機関)
――2009年より新会計準則にもとづく財務報告を作成(条件が整えば、事前実施も可能)
▽金融資産管理会社
――制度移行が完了した翌年より、新会計準則にもとづく財務報告を作成(最終期限は2009年)
同委員会担当者によると、新会計準則は国際会計準則と基本的に一致したものという。大きく変わった点として、公正価値を利用して金融ツールを計測することが挙げられる。銀行業金融機関の90%以上は、新会計準則実施後、金融ツールの準則にもとづいて資産計算を行う必要がある。
「人民網日本語版」2007年11月2日