中国には、世界有数の風力発電大国となり、気候変動に対する地球規模の取り組みの中で重要な役割を演じるだけの力が備わっている。中国資源総合利用協会の再生可能エネルギー専門委員会、国際環境保護団体・グリーンピース、世界風力エネルギー協会(GWEC)がこのほど上海で発表した「中国風力発電発展報告2007」で明らかになった。
同報告によると、国が風力発電業界に対して政策の面で最も積極的な支持を与えれば、中国の風力発電設備容量は2020年末までに1億2千万キロワットを突破して、発電設備容量全体の10%を占め、発電量は三峡ダム5つ分に相当することになる。政府は現在、2020年末までに3千万キロワットを達成することを目標値として掲げている。中国には風力発電の発展で大きな役割を果たすだけの条件が備わっており、年内にも発電容量が500万キロワットに到達し、当初の目標を3年前倒しして実現する見込みだ。
「人民網日本語版」2007年11月5日