超大型企業・中国石油天然気集団公司(中石油)が華々しく上場デビューを飾り、上海・深セン両株式市場の時価総額は5日、33兆元の大台を一挙に突破、33兆6200億元に達した。「中国証券報」が伝えた。
中石油がA株市場にもたらした時価総額は7兆1200億元と、上海A株式市場時価総額の4分の1を独占、後に続く工商銀行、中石化、中国人寿、中国銀行のA株式市場時価総額合計を上回った。統計データによると、上海A株式市場の時価総額トップ10銘柄の時価総額合計が上海市場時価総額に占める割合は、6割に迫る59.54%に達した。
また、中石油の上場によって、これまでの株式市場における金融セクターへの偏向局面に転換が生じた。上海市場を例に挙げれば、統計データによると、先週40%だったA株市場における金融セクターの比重は現在29%まで下がった。また、中石油のA株市場時価総額が上海A株式市場時価総額の4分の1を独占していることから、中石油が石油化学工業セクターに組み入れられた場合、同セクターがA株式市場に占める比重はこれまでの12%から33.5%に上がる見通し。
「人民網日本語版」2007年11月6日