香港株への個人の直接投資を解禁する問題で、香港証券取引所の夏佳理(ロナルド・アーキュリー)会長は6日、B2Bサイトの大手アリババの上場式で、「直接投資の具体的な実現時期は重要ではない。最も重要なのは中国大陸部の投資家が香港で順調かつ成功的に投資を行うことだ」と指摘した。同会長は香港証券取引所と国家外匯管理局(外貨管理局)が近く、香港株への個人の直接投資に関する協力協定を結ぶ予定を指摘した。内容は香港証券取引所が中国大陸部の投資家に対し、香港市場の運営状況を責任を持って説明を行うことが柱だ。上海証券報が伝えた。
アーキュリー会長は、直接投資解禁前の段階で、香港証券取引所は中国大陸部の投資者に香港株式市場の運営状況や具体的な取引の流れなどを詳細に紹介するため、香港株を紹介するパンフレットとディスクを準備していることを明らかにした。
アーキュリー会長は、香港市場で最近株価が乱高下していることについて、「米国のサブプライムローン問題など多くの不確定要素がある上、その他の市場の変動も香港に影響を与える」とする一方、「香港市場は透明性が高く、理性を欠く市場に変わる可能性はない」と述べた。
「人民網日本語版」 2007年11月7日