上海市の知的財産権市場が技術貿易や国際資本移転をめぐる国際的な重要プラットフォームになっており、第一弾として7つの国と4つの国際機関にグローバル作業ステーションが設置される見込みという。上海聯合知的財産権取引所が6日に行われた2007年中国国際工業博覧会で明らかにした。
今年の早い時期に、同取引所は国家関連部門および国連開発計画・南南協力部(UNDPSU/SSC)の承認を受けて、技術関連の知的財産権を取り扱う世界規模の取引所を構築。上海知財権市場の制度運営モデルを採用し、国連の関連リソースを利用し、先進国と発展途上国との国際間技術・産業移転を推進し、科学技術成果の産業化と生産要素流動の国際化を加速させるなどして、発展途上国の発展に向けた技術権取引サービスを提供するようになった。UNDP関係者によると、現在この取引所はネットワークとルール体系を構築する重要な段階にあり、来年1月をめどに市場の枠組が基本的に完成し、2月には運営をスタートする見込みだ。
上海聯合知的財産権取引所は科学技術部が認定する「技術移転促進のプラットフォーム」。上海の知財権市場ではこれまでに22カ国・地域の海外資本が知財権取引を行っている。
「人民網日本語版」2007年11月7日