「2007年欧州アジア経済フォーラム」が8日、西安で開催された。タジキスタン、ロシア、ウズベキスタン、モンゴルなど20カ国から政府官僚、企業経営者、専門家などが集まり、地域の発展と協力関係について話し合った。中国共産党中央政治局の賈慶林・常務委員（全国政治協商会議主席）が開幕式に出席し、演説を行った。

賈委員は演説で、▽フォーラム参加者の出身がさまざまな国のさまざまな階層にわたっており、広範な意見を代表し大きな影響力を持つことができるという強みを生かして、交流や対話を積極的に行い、相互の信頼を深めること▽発展を加速し国民の生活レベルを高めることを目的に、優先分野を定め、実際的な協力を展開すること▽上海協力機構や国連関係機関、各国が持つ資源や強みを十分に活用し、対外開放を堅持、協力領域を拡大すること▽地域の発展の必要性に応じてフォーラムの働きを不断に強化・改善し、協力の現実的効果を重視し、持続的な発展を実現すること――を希望すると述べた。

2日間にわたって行われるフォーラムでは、エネルギー・金融・観光・教育・地方政府協力の5つの分会が設置され、参加者は関係領域の問題について討論し、具体的な協力の提案について話し合うなどして、欧州とアジアの新しい協力関係の促進を図る。

欧州アジア経済フォーラムは2005年11月に第1回が西安で行われ、今回が2回目となる。フォーラムは今後も西安で開催されることになるという。

「人民網日本語版」2007年11月9日