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環境保護分野への投資、300億元突破へ 上海市
発信時間: 2007-12-14 | チャイナネット

上海市環境保護局の張全局長は12日、上海市政府の定例記者会見に出席し、市政府の環境保護分野への投資は今年総額300億元にのぼり、市GDPの3%前後となる見込みであることを明らかにした。環境保護事業の発展に伴い、同市の環境保護分野での需要は急速に成長してきており、環境保護関連の企業はこの数年で空前の発展のチャンスを迎えるとみられる。「上海証券報」が伝えた。

張局長によると、上海市は、化学的酸素要求量(COD)値と二酸化硫黄排出量を5年後までに2005年の基準からそれぞれ26%と15%削減する目標を掲げている。そのため、現在実施中の第3次環境保護3年計画(2006~08)および次期3年計画では、下水処理場網の構築にいっそう力を入れるという方針が明記されている。上海市ではこれから、下水処理場合わせて30カ所と下水管網を新設・改修し、汚水の二次処理率(有機汚濁物質の多い都市汚水処理は、一次処理の沈澱処理を行った後、二次処理で生物処理を行うというプロセスが取られる)を現在の73%から85%に引き上げていく予定だ。また二酸化硫黄脱硫の分野でもまもなく一連の措置を取られるという。

上海市はここ数年、環境保護分野への投資を拡大し続けており、毎年の投資額は市GDPの3%を越えている。環境保護事業の発展は、環境保護関連産業に大きな成長をもたらすことになりそうだ。

「人民網日本語版」2007年12月13日

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