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資金需要が減少 中国は景気後退局面に?
発信時間: 2008-09-11 | チャイナネット

これについて海通証券は最近の研究レポートは、銀行発表の半期業績から、多くの銀行の貸付金利と大口預金の利息が明らかに低下し、これは実質経済の資金需要の減少を暗示しており、中国経済が後退局面に入ったことを明らかに示していると指摘している。

さらにレポートでは、需要減少の影響を受け、銀行業の貸付金利上昇の余地はすでに限られたものになっており、銀行は利益確保が難しくなるだけでなく、資産の質の面でも多くの挑戦に直面しているとしている。

中国社会科学院中国経済評価センターの劉煜輝主任は、「今になって金融引締めを議論することは無意味だ。たとえ中央銀行が緩和政策を実施するにしても、銀行の貸付規模の縮小は確実で、今後銀行は貸付抑制指標の達成ではなく、資金需要の減少という問題に直面するだろう。また銀行の預金に対する貸出金の比率を占める預貸率は、急低下する時期に入る可能性があり、銀行にとって資金運用はますます大きなプレッシャーになるだろう」と話している。

 「チャイナネット」2008年9月12日

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