在中国欧州連合商工会議所(EUCCC・中国欧盟商会)は9日、「EU企業の中国での建議書2008/2009」(以下、「建議書」)年度白書を発表した。
同「建議書」によると、EU企業は中国での経営をいずれも楽観視しているものの、市場参入・透明度・知的財産権・環境改善などの方面で憂慮を示している。
これについて同会議所のJoerg Wuttke会長は、強力な経済成長が中国でのビジネス環境を良好なものに維持しているものの、貿易障壁・投資障壁問題が日増しに深刻化していると指摘、中国企業との間でフェアな競争のチャンスが与えられるのなら、EU企業は中国経済の発展により一層貢献できるとした。
同会長はまた、同「建議書」でさらに市場参入の改善・透明度の向上・知的財産権保護の強化を呼びかけることは、EU企業に競争の機会を与えるのみならず、中国とEUの経済貿易関係の強化と中国経済の新たな発展に向けたカギを提供することになると述べている。
同「建議書」は中国各級政府および監督管理機構、欧州委員会、EU加盟各国政府、さらには中国とEUの広範な商業組織および企業に配布される。
「人民網日本語版」 2008年09月10日 |